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「確か、就職活動中の託児保育に、少し補助金出してくれる制度、あったわよね?」
市のファミリーサポート担当者さんと、託児保育のお話をしていた時に聞いた一言。
そんなものがあるとは全然知らなかったし、ハローワークの方もそんなこと言ってなかった。
そんなありがたい制度があるの???
今回は、求職活動関係役務利用費について、体験を基に説明します。
公共職業訓練【即戦力】パンフレット内に記載があった
子供が寝た後、ハローワークからもらった書類を引っ張り出し、目次を一つ一つ確認した。
【雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり】これには載ってなかった。
それらしいページをめくってみても、どうも違うようだ。
他にもいくつか見てみたが、めくっているうちに、目的を忘れるぐらい理解不能ワードの渦にのみこまれる。
こんな都合の良い制度、本当にあるのかな?💧
希望が薄くなりながらも、もらってきた資料を目次で見ていたが、わからなかった。
疲れてきたので、とりあえず現実的に色々と知っておきたい、【即戦力】の冊子を見ることにした。
・・・すると。
なんと!この中にあった!
目次にはこれについて書いていない。💦
募集要項の中にしれっとあった。
求職活動関係役務利用費とは
そもそも、この漢字の読み方すらあやしい。
「きゅうしょくかつどうかんけいえきむりようひ」、と読むようだ。
書き方が小さいし情報も少ない。
雇用保険の受給資格者等が、求人者との面接等をしたり、教育訓練を受講したりするため、
子のための保育とサービスを利用した場合、そのサービス利用のために負担した費用の
一部が支給される制度です。
そして条件があるので詳細はお問い合わせください。
というわけで、ハローワークに直接行って聞いてみることにした。
意外だったのは、商業訓練校を扱う担当の方も、この制度について知らなかったことだ。
勤務している担当課が違うと、他部署のことは全然知らないようだ。
でも仕方ないと思う。
雇用保険や失業手当、その他の制度は難解で複雑だ。
様々な制度があるし、細かい状況もひとりひとり違う。
さて、窓口でもらった案内は一枚だけ。
これはインターネットでも検索すればすぐ出てくる。
支給対象者
・保育サービスを利用した日に、雇用保険の受給資格者であること
(基本手当の受給資格者、高年齢受給資格者、特例受給資格者、日雇受給資格者)
・雇用保険の待期期間が経過した後に、保育サービスを利用したこと
つまり、雇用保険受給の待期期間(人によっては7日間、90日間など)が経過する前の保育サービスは対象外、ということです。
支給対象となる面接などと教育訓練
支給対象の面接等には
- 求人者との面接
- 筆記試験
- ハローワークの許可した職業紹介事業が行う職業相談・職業紹介
- 公的機関が行う求職活動指導
- 個別相談が可能な企業説明会
上記があげられます。失業認定時の求職活動に該当するものが条件ですね。
また、対象となる教育訓練とは
- ハローワーク指示推薦による公共職業訓練等の受講
- 就職支援計画に基づいた求職者支援訓練の受講
- ハローワーク指導による養成施設への入校
- 教育訓練給付の対象訓練(ようは課外授業)
- 短期訓練受講費の対象訓練の受講
上記があげられます。面接より等という字が少なく、例外は少なそうです。
支給対象となる子の規定
- 法律上の親子関係に基づく子(養子も含む)
- 特別養子縁組を成立させるために監護を受けている者
- 養子縁組里親に委託されている者
- 養育里親に委託されている者
となっています。
親戚の子や隣近所の子、甥や姪ではだめですよ、ということですね。
支給額算出方法
支給額は、本人が負担した保育サービス費用の80%で、1日あたりの上限は6400円です。
少しわかりにくいのが、支給の上限は6400円であって、申請の上限は8000円です。
(8000円×80%=6400円)
申請書にはかかった費用を記入しますが、8000円を超えていても8000円までしか書けません。
ここでうっかり6400円などと書いてしまわないようにご注意ください。
支給対象となる上限日数
面接等をした日 ⇒ 15日
訓練を受講した日 ⇒ 60日
…もし受講したい職業訓練校に託児保育が無かった場合でも、60日間は、自分が選んだ保育園の一時保育などを利用しても、8割の補助金が出るということですね。
でも職業訓練は最短で2か月で、3カ月ぐらいが多いので、残りの訓練期間の託児保育は実費になってしまうことを考えると、現実的ではないと思いました。
家の近所に託児保育サービスをしているところがあって、すぐ預けられるとかなら、ありかなぁ。
でも失業中の身に、日々の託児保育代は厳しいと思う…
厚生労働省のサイトには
厚生労働省のサイトでは、このページの最下部に、求職活動役務利用費について記載があります。
細かいし、わかりにくいのですが、一応見ていただければ。
まぁいろんな手当があること。😯
本当に、知ってると得するけど、誰も教えてくれないことばかりだと痛感する。
求職活動役務利用費を利用した率直な感想
わかりにくい。
書いてもらう人、そろえる書類が多いので手間と時間がかかる。
一回やれば理解できるので多用するなら良いが、一度しか使わないなら労力が大きい。💧
でも8割補助は大きい!ありがたい。
求職活動役務利用費申請に必要な書類
ハローワークからもらった、支給申請に必要な書類一覧がこちらです。
数字に書いてある〇と×は、当時の私が話を聞きながら自分に該当するものを書きました。
(見にくくなっててすみません💦)
今回私が揃える必要があったのは、以下です。
- 雇用保険受給資格者証
- 求職活動支援費(求職活動関係役務利用費)支給申請書
- 保育等サービス事業者が発行する保育等サービス費用に係る領収書
- 保育等サービス事業者が発行する「保育等サービス利用証明書」
- 訓練実施者の証明を受けた「教育訓練受講証明書」等の訓練を受講したことを証明する書類
- 対象となる子の氏名、本人との続柄を確認できる住民票記載事項証明書等
雇用保険受給資格者証
雇用保険、失業手当を受給する時に、ハローワークからいただく大事な証明書です。
硬めのしっかりした紙に、自分で用意した証明写真が貼られています。
ハローワークに行く時にいつも持参して、就職活動をしたとか、この日に失業手当を受給開始したとか、押印されていきます。
(この証明書のシステム、アナログですよね〜。
ガラッと変わるときが来るのでしょうか…)
求職活動支援費(求職活動関係役務利用費)支給申請書
A4用紙1枚です。
こちらが記入するのは、[1 保育等サービス]の部分のみです。
でも支給番号は書けるので、そこは書いてもいいのでは。
最初からつまづくと思います。
保育等サービス利用理由の、その1の□に何を書くのか。
⇒面接系では、1を。
職業訓練、説明会系は2を書きます。
そしてまたつまづきます。
保育等サービス名の、その1の□□には、(01~14)とあるけどどれを書くの??💦
これは、必要書類のひとつ「保育等サービス利用証明書」にある、
保育等サービスの種類欄にある14個の中から選びます。
保育等サービス事業者が発行する保育等サービス費用に係る領収書
これは、その通り領収書です。
保育機関に利用料金を支払った後にいただけると思うので、大事に保管してください。
私の場合は、保育時間分の保育サービス代と、給食代の、2枚の領収書が必要でした。
給食代は出ないかも・・・?💧と思っていたのですが、一応そろえて提出したら、許可が出ました。
保育等サービス事業者が発行する「保育等サービス利用証明書」
これは、保育サービスをお願いした事業者さんに書いていただくものです。
子どもの名前や利用者氏名、住所など多少の代筆は良いと思います。
以下は全て記入をお願いしてください。
保育園の方も戸惑ってました。
初めて見たとおっしゃってたので、書類を見ながら一緒に記入内容を確認しあって、お願いしました💦
訓練実施者の証明を受けた「教育訓練受講証明書」等の訓練を受講したことを証明する書類
これは教育訓練機関、私の場合は職業訓練校の説明会実施機関に提出して書いてもらいました。
受講者氏名と住所はこちらで記入して渡しました。
前もって説明会実施機関に電話して確認し、説明会当日に持参しましたが、
渡した方はなんのこっちゃって感じでした。😅
そして当日返却してもらうことはできず、どうやって返ってくるのか心配でしたが、
次のハローワーク来所日が決まっていたので、その日にハローワークに着くようにすると
話していたので、お願いして帰りました。
対象となる子の氏名、本人との続柄を確認できる住民票記載事項証明書等
これは母子手帳でいけました。
最初見た時、住民票とらないといけないのかと思いましたが、住民票とるのにもお金かかるので、え~💧と思って質問しました。
住民票なら問題ないですが、母子手帳でも大丈夫です、とのこと。
母子手帳すごい。✨
求職活動関係役務利用費まとめ
まとめます!
子連れの就職活動はやはり大変です。💦
託児保育を使ってまで就職活動するあなたは、とても頑張り屋さんです。
大切なお金なので、資格に該当していて、申請して得られるものなら、いただきましょう。
ここまで読んでくださって
ありがとうございました。
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